伝統工芸 石川県「輪島塗」×北海道「木彫り熊」で、震災復興と未来をつなぐ。
【関西初上陸】
北海道×石川の職人がタッグを組んだ“わじま熊”の誕生。輪島の蒔絵と木彫り熊のコラボで、震災復興と未来をつなぐ展示会を大阪ステーションシティにて開催します。

2024年1月の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」。長い歴史とともに受け継がれてきたその技術を絶やさぬようにと、北海道八雲町の木彫り熊職人・小熊秀雄さんと、輪島塗の若手蒔絵師・大森晴香さんがタッグを組み、両地域の伝統工芸を融合させた作品「わじま熊」を制作しました。
この“わじま熊”は、北海道で100年以上の歴史を持つ郷土工芸「木彫り熊」と、輪島の塗師・蒔絵師が丹念に仕上げる「輪島の蒔絵」が融合した、世界に一つだけのアート作品です。
重厚感のある木彫りに、繊細かつ鮮やかな蒔絵が施されることで、伝統と革新が見事に共存した作品をぜひご覧ください。
地域を越えて、職人たちが手を取り合う。伝統を守る新たなカタチ

このプロジェクトは、ただのコラボではありません。
震災の影響で日常を失った輪島の蒔絵職人に新たな挑戦の場を、そしてその想いに共鳴した木彫り熊の職人が、その「土台」を彫り上げるプロジェクトです。
地域も技術も異なる二人の職人が、今「伝統を未来につなぐ」共通の想いでひとつの作品を作り上げました。
また、これまで交流のなかった北海道と石川の工芸文化が交差することで、地域の新しい魅力を発信するきっかけにもなっています。単なる復興支援を超え、日本の手仕事文化の可能性を広げるアクションとして注目されています。
三体のわじま熊について
3体の作品には、一つ一つコンセプトがあり、前を向いている熊は、震災から復興してこれらかも生きていくという願いが込められています。下を向いている熊の一つは震災の風景からインスピレーションをうけ、山や星を模した悲しみと綺麗さを繋げるように描いたものです。
3体の蒔絵の木彫り熊はぜひ3体一緒に展示会で直接みてほしいと主催者は呼びかけています。

関西初となる展示会が決定しました。展示だけではなく、八雲町や函館市、輪島の特産品も手に入れることのできる物販コーナーも用意しております。
「特別展示 八雲の木彫り熊、輪島の蒔絵と出会う展」 in大阪ステーションシティ KITTE大阪
日程:2025年5月17日(土)〜19日(月)
展示時間:11:00~20:00
場所:大阪ステーションシティ KITTE大阪 2F @JP cafe内にて
参加費:無料
木彫り熊彫りワークショップ開催:17日14:00- 17:00 / 18日 14:00-17:00
申し込みは要予約:熊友工房instagramにてDMか工房の電話にて予約。