OSAKA STATION CITY GUIDE

do-ya?[ドーヤ?]

待ち時間を『色あふれる時間』に!待ちじかんマッチブックVol.1松田崇弥さん

どや?

あらゆるシーンがある大阪ステーションシティ。
誰かを待つ時間、電車を待つ時間。どうしても待ち時間は手持ち無沙汰になってしまう?
そんな「待つ」時間を、本で別の「時間」に変えちゃおう。

選んだ人

松田崇弥(まつだ・たかや)さん

株式会社へラルボニー代表取締役社長。小山薫堂が率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。4歳上の兄・翔太が小学校時代に記していた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名に、双子の松田文登と共にヘラルボニーを設立。異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。東京都在住。双子の弟。世界を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。2022年、「インパクトスタートアップ協会」(Impact Startup Association)の理事を務める。著書『異彩を、放て。「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える』 。

待ち時間が娘との「色あふれる時間」に!

マッチした本

ナイキ ジャパン
https://www.nike.com/jp/pride-jp

この本はこちらから閲覧することが可能です。

娘は4歳。最近は、絵本よりも動画コンテンツが気になるようですが、
動画の面白さとはちがった面白さが絵本にあるように思います。
例えば、絵本は次のページをめくるまで何が起こるか分からない。
だからこそ、次はなんだろう?と想像力を掻き立ててくれるし、
親も一緒になって楽しめると思うんです。

僕が”駅での待ち時間に選んだ本”は、
ナイキジャパンが企画した、『みんなのいろいろ』です。
人それぞれのちがいが多様な色で表現されていく絵本です。
グラデーションがない世界からはじまり、徐々にひとりひとりが好きな色を
選ぶことが当たり前になり、グラデーションや色の交わりが生まれていきます。

娘が、4歳になり性差というものに気づき始めていて。自分は女の子であることに自覚しつつあります。2歳のころは、娘に「どっち?」と尋ねると、「男の子!」って答えていたりしていましたし、かっこいいものも好きだったり。最近は「どっち?」と尋ねると「女の子!」って答えるんです。この流れでいくと女の子という流れにはなりそうなんですが、

「別に男の子でも、女の子でもなんだっていいんだよ。あなたはあなただよ」
ということを伝えていければいいなと思っています。
駅はいろんな人に出会える世界。絵本の世界がいろんな色で満ちあふれているように、
世の中にもいろんな人がいて、いろんな色であふれているということを
娘に伝えたいな、と思い選びました。