photo:杉 映貴子
映画『キングダム』シリーズの新章開幕!
原作屈指の人気エピソードである“合従軍編”を描く
『キングダム 魂の決戦』
神尾楓珠インタビュー
ドラマ「いちばんすきな花」や映画『恋は光』など話題作に出演し、端正な顔立ちと強い意志を感じさせる目力でミステリアスな魅力を放つ俳優・神尾楓珠。そんな神尾が、秦の二千人将・王賁(おうほん)を演じる『キングダム 魂の決戦』が、7月17日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開される。
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く人気漫画「キングダム」を基にした映画『キングダム』シリーズ待望の最新作。秦国に絶体絶命の危機が襲来する、原作屈指の人気エピソードである“合従軍編”をシリーズ最大規模のスケールで描く。
山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、豊川悦司、山田裕貴、小栗旬ら豪華キャストが続投し、志尊淳や神尾楓珠、坂口憲二ら新キャストが加わり、佐藤信介が引き続き監督を務めている。
そんな本作の公開に合わせ、山﨑賢人演じる信と競い合う同世代のライバルであり、冷静沈着でありながら内に強い闘志を秘める王賁を演じた神尾が作品について語った。
──王賁役のオファーを受けた時の心境をお聞かせください。
もちろん、嬉しいと思いました。ただ、王賁は原作の中でも人気のあるキャラクターなので、プレッシャーは感じました。
──今まで4作品作られてきた『キングダム』シリーズを観て、どのように感じてらっしゃったのでしょうか。
全て観てきました。映画が公開されると毎回、毎回話題になる、すごく大きな規模の作品でありながら、世界観がしっかり作られているので、原作の良さを残しつつ、実写の良さも感じられる完成度の高い作品だと思っていました。観るたびにずっと圧倒されてきた『キングダム』のシリーズに参加できることが嬉しかったです。
──いつか『キングダム』シリーズに出たいとは思ってらっしゃったのでしょうか。
もしチャンスがあれば、ぜひ出演したいと思っていました。しかも、僕が王賁のイメージに合うと言ってくれる方もいらっしゃったので、それを実現することができて嬉しかったです。

──王賁は、すごく熱いものを内に秘めている一方、外からは冷静沈着に見えるキャラクターです。熱さを持ちつつ冷静でいることを表現するのは、なかなか難しいと思いますが、王賁というキャラクターの佇まいについては、どのように考えながら演じられたのでしょうか。
基本的には冷静で、王一族の血を継ぐ者としての責任感やプライドを持っていて、その重みを背負って生きてきたからこそ、若いけれども地に足がついているキャラクターだと思っていました。そこが王賁のかっこよさであり、信と比較される部分でもあるので、そこは意識していました。それに加えて、父親に対する複雑な感情を持っている部分も出していければと思いました。
──撮影現場に王賁として立った時はどのように感じられましたか。
最初は『キングダム』の撮影現場に立てたことに興奮しました。細かいところまでセットが作られていることに驚きましたし、だからこそ変に気負うことなく、意外と自然に『キングダム』の世界に入っていくことができました。日本映画でここまで大規模な撮影はないと思いますし、こんな経験はなかなかできることではないので、貴重な体験になりました。

──信役の山﨑賢人さんと蒙恬役の志尊淳さんとの共演シーンがありましたが、3人のシーンではどのようなことを意識してらっしゃったのでしょうか。
3人が並んでる姿を皆さんにどんな風に見ていただけるのかわかりませんが、3人が並んだ時に、信のちょっと粗削りなところと、蒙恬の上品さと、王賁の芯の強さのように、それぞれの個性が際立って見えたらいいなと思いながら演じていました。
──実際にお二人と共演されていかがでしたか。
賢人くんからは、『キングダム』シリーズを背負ってきたオーラを感じました。ただ、王賁と蒙恬は信に負けないようにやっていかないといけないので、圧倒されずに演じたいと思いました。また、賢人くんと志尊くんは元々、仲が良いですし、年齢も二人の方が上なので、普段は先輩として接していますが、撮影中はそこに引っ張られないように意識していました。お二人ともすごく優しく接してくださったので、自然に役に入っていくことができました。3人が揃うのはあのシーンだけだったので、貴重な時間を味わえました。

──今回は、馬の上で槍を持ってのアクションシーンがありました。立っていたとしても槍を使ったアクションは難しいと思いますが、馬に乗った上でのアクションは、いかがでしたか?
馬も槍のアクションも初めてだったので、刀の使い方とはまた少し違った難しさはありました。乗馬に関しては一から教わりましたが、全く怖さを感じることなく、むしろ楽しいなと思いながらやってましたが、馬と意思疎通をとるのは難しかったですね。
──槍でのアクションは難しかったですか?
もちろん、事前にしっかり教えていただいて練習しましたが、槍の扱いは難しかったです。家で槍を振ることはできませんが、槍と同じくらいの長さのものをお借りして家でも長さを実感するようにしていました。
──家でもイメージトレーニングに励んでらっしゃったんですね。一番難しかったのはどの部分だったのでしょうか。
振り方もそうですが、槍はとにかく長くて重いので。その一方で、槍は意外と動きが単純なんです。突くか回すか振るかぐらいで。それをどうやって大きく見せるのかをアクション部の方に教わりながら、やっていました。馬に乗ってのアクションなので、上半身の使い方をすごく大事にしながら、上半身で迫力や動きを出すように練習しました。
──その上で甲冑を着て、アクションをしなければいけないんですもんね。
甲冑を着ると身体が大きく見える分、動いてないように見えてしまうので、自分が思ってるよりも大きく動くように意識してやっていました。

──そのアクションシーンの相手は、項翼(こうよく)役の結木滉星さんでしたが、撮影はいかがでしたか。
滉星とは前から仲が良いので、純粋に楽しかったです。仲が良いからこそ気を遣う必要もなく、気負わずにやり合うことができました。滉星の項翼は、まさに項翼だなと感じました。すごく激しく動く項翼と、それを受け止める王賁の対比も、完成作を観た時に面白いと思いました。アクションの作り方はもちろん、イケイケな項翼と静かに槍を突く王賁が対峙するところは見どころになっていると思います。
──本作で描かれる合従軍編の脚本を読んだ時はどのように感じられましたか?
今回は、僕も含めて新しいキャラクターもたくさん登場するので、描かなければいけないところが多すぎて、これを本当に映画にできるんだろうかと思っていました。でも脚本を読むと、ちゃんと『キングダム』の世界観が描かれていて、合従軍編の盛り上がるところをしっかり抽出した、迫力のある脚本だと感じて、すごく撮影が楽しみになりました。

──合従軍との戦いでは、<秦vs六国>という絶対的に不利な状況の戦いに挑みながらも、諦めないという秦国軍の強い意思を感じました。戦いのシーンはどのようなことを意識して撮影に入られたのでしょうか。
王賁は将軍ではありませんが、兵士を束ねる立場で、上に立つ者としては、危機的状況の中にいながらも弱さを見せてはいけないと思っていましたし、背負っているものに対する責任を感じながら、撮影に臨んでいました。もちろん、戦は怖いものですが、戦で殊勲をあげて成り上がっていきたいという気持ちもあるので、その覚悟みたいなものを持ち合わせていたからこそ、それが強さとなって表れていたんだと思います。
──本作を観て、神尾さん自身はどういうところに一番魅力を感じられましたか。
濃密な物語が描かれていて、新しいキャラクターがたくさん登場して、いろんなところで戦いが勃発しているにも関わらず、それぞれのキャラクターの個性がちゃんと際立って見えるのがすごいと思いました。決してどこかを疎かにすることなく、それぞれのかっこいいところやそれぞれの抱える苦悩みたいなものはもちろん、人間模様もちゃんと描かれているのが『キングダム』の面白さなんだと実感しました。

──最後に、大阪で思い出に残ってることや、印象に残っている場所や食べ物があれば教えていただけますでしょうか。
プライベートで兄弟とユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った思い出がすごく印象に残っています。また行きたいと思っていますが、なかなか行くタイミングがないので、いつか必ず行きたいと思っています。

大阪ステーションシティシネマ支配人からのコメント
原作屈指の人気エピソード「合従軍編」がついに実写化です!過去作を遥かに凌駕するスケール感と迫力のアクションに圧倒されました。
桓騎や蒙恬、王賁といった人気キャラも見事な再現で、国の存亡をかけた漢たちの熱いドラマは鳥肌が立ちます。
軍対軍の圧巻な大戦がメインとなる本作は、映画館の大スクリーンでこそ観るべき作品だと思います!
大阪ステーションシティシネマではロビー内に「キングダム」の装飾を展開し、風の広場の12連ポスターではキャラクターポスターを掲出しています。
圧倒的な映像美、豪華キャストの熱演、そしてラストの余韻をさらに深める米津玄師さんの主題歌。すべてがハイレベルで融合した本作を是非映画館でお楽しみ下さい。
『キングダム 魂の決戦』は7月17日(金)大阪ステーションシティシネマ他で公開です!
Movie Data
『キングダム 魂の決戦』
▼7月17日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開




出演:山﨑賢人
吉沢亮 橋本環奈 清野菜名 満島真之介 岡山天音
志尊淳 神尾楓珠 結木滉星 三吉彩花 三山凌輝 山下美月 / 蒔田彩珠
山田裕貴/坂口憲二
豊川悦司
髙嶋政宏 要潤 加藤雅也 高橋光臣 平山祐介 一ノ瀬ワタル 佐久間由衣 勝矢
坂東彌十郎 橋本さとし 笹野高史 谷田歩 中村蒼 田中圭 斎藤工
玉木宏/佐藤浩市
小栗旬
主題歌:米津玄師「夜鷹」(Sony Music Labels Inc.)
原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉・原泰久
(C)原泰久/集英社 (C)2026 映画「キングダム」製作委員会

Profile
神尾楓珠
かみお・ふうじゅ●1999年1月21日、東京都生まれ。2015年にスペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」でドラマデビュー。2019年、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」で注目を集める。ドラマ「顔だけ先生」(21)、「17才の帝国」(22)で主演を務め、「いちばんすきな花」(23)、「くるり〜誰が私と恋をした?〜」(24)、「PJ〜航空救難団〜」(25)など話題のドラマに出演。映画でも『彼女が好きなものは』(21)、『恋は光』(22)、『大きな玉ねぎの下で』(25)などで主演を務めた。
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いっちゃん、新しいやつ