OSAKA STATION CITY GUIDE

do-ya?[ドーヤ?]

大阪駅は今年で開業150周年!その歴史と魅力を楽しもう。

どや!

edit:交通新聞社

1874年5月11日、神戸~大阪間に、日本で2番目の鉄道が開業しました。2024年はちょうど150周年の節目の年。記念式典を皮切りに、さまざまなイベントが目白押しです! 鉄道の歴史にふれ、大阪駅の魅力を再発見できる、おすすめイベントを紹介します。

■この記事の内容
✔ 大阪駅の誕生日は、記念式典とクイズ大会で大盛り上がり!
✔大阪駅の時空がゆがむ!? 謎解きゲーム「タイムトラベルステーションの謎」で歴史に飛び込もう!
✔懐かしの列車がよみがえる! 「AR大阪鉄道博物館」で大阪ステーションシティ内を列車ハンティング
✔大阪ステーションシティ内を散策しながら、おトクなクーポンや限定ソダテツをゲットしよう!
✔続々と更新されるイベント情報をチェック!


大阪駅の誕生日は、記念式典とクイズ大会で大盛り上がり!

日本の最初の鉄道は、1872年に開業した新橋~横浜間。神戸~大阪間が開業したのはその2年後、1874年5月11日のことです。

当時の大阪駅周辺は、田んぼが広がるまちはずれ。そんなところに建てられた初代大阪駅舎は、木造2階建て赤レンガ貼りの美しいゴシック風様式で、駅前には茶屋や築山が設けられてまるで庭園のよう。たちまち人気スポットとなり、「梅田すてんしょ(ステーション)」と呼ばれて親しまれました。

1874年5月11日に開業した、大阪駅の初代駅舎。

150年を経て、現在の駅舎は5代目。大阪駅のシンボル・金時計がある「時空(とき)の広場」で、大阪駅の誕生日である5月11日、記念式典が執り行われました。

JR西日本吹奏楽団の演奏で、にぎやかに式典が開幕。

式典が始まると、駅員やJR大阪鉄道病院のスタッフなどが、制服姿でステージに登場! さまざまな職種で構成されたJR西日本吹奏楽団が奏でる「銀河鉄道999」が、元気よく晴れやかに開幕を告げました。

「線路は続くよどこまでも」の演奏では観客も手拍子をして、会場が一体となって盛り上がりました。

来賓代表として登壇した寺本区長。

演奏の後は、JR西日本の三津野近畿統括本部長と、大阪駅がある大阪市北区の寺本区長からご挨拶。寺本区長は大の鉄道ファンだそうで、「大阪駅の3代目駅舎は、ホームを端から端まで走り回っていた思い出の場所」と当時を懐かしみながら、これからの駅・まちの発展に期待を寄せられました。

ご挨拶の後は、150周年を祝してテープカット。駅長が合図をすると、高らかな汽笛と共にステージからは蒸気機関車のようなスモークが! 150年前を思わせるような、そして、未来へ向かって走り出すような演出に、会場からは歓声が上がりました。
「QuizKnock」の伊沢さん(右)・須貝さん(真ん中)が登場!

式典の次は、お待ちかねのクイズ大会! 事前の抽選に当選した参加者150名が、東大発の知識集団「QuizKnock(クイズノック)」の伊沢拓司さん・須貝駿貴さんと、大阪駅にまつわるクイズで競います。

まずはクイズの前に大阪駅の歴史を知ろうということで、JR西日本の担当者を交えたトークセッション。軽快なトークでわかりやすく歴史が紹介されました。

モニターには4択クイズが表示され、参加者全員で正答数を競いました。

クイズ大会の第1ラウンドは、150名全員参加の4択クイズ。「3代目駅舎には当初、とあるイベントに合わせてホテルが入る予定でした。そのイベントとは?」「水の時計に映し出されるさまざまな言語は、どんな意味?」など、全10問の問題に挑みました。読者の皆さんはこのクイズの答え、わかりますか?

ステージ上で参加者と伊沢さんが直接対決!

第2ラウンドは、4択クイズの上位5名がステージに上がって、伊沢さんと直接クイズ対決。最初は伊沢さんが優勢だったものの、参加者も負けじと早押しボタンを連打! 押し負けた伊沢さんが悔しがる一場面もあり、大いに盛り上がりました。


大阪駅の時空がゆがむ!? 謎解きゲーム「タイムトラベルステーションの謎」で歴史に飛び込もう!

5月11日から始まるイベントの目玉は、よだかのレコード監修のドラマティック謎解きゲーム「タイムトラベルステーションの謎」。手掛かりを求めて大阪ステーションシティ内を探索しながら、「大阪駅にこんなところがあったんだ!」「そんな歴史があったなんて!」と、大阪駅の魅力を再発見できるイベントです。

単なる謎解きではなく、ストーリーも楽しめるのが面白いところ。時空のゆがみに飲み込まれ、150年前の大阪駅に迷い込んでしまった「あなた」は、大阪駅と鉄道にまつわる人々の「夢」を巡りながら、2024年に戻る方法を探すことになります。

謎解きキット内の冊子には、歯ごたえのある謎解きがずらり。ストーリーを読むのも楽しい!

難易度は小学校高学年が目安ですが、いざ挑んでみると、大人でもムムム……と悩むかも。ヒントも用意されているので、のんびり大阪ステーションシティ内を散歩しながら、じっくりチャレンジしてみませんか?

謎解きキットは1,000円(税込み)で、インターネットから購入。「過去編」と、2024年8月1日から始まる「未来編」、ふたつのストーリーが楽しめます。さらに購入された方には、大阪ステーションシティ内店舗で使用できるおトクなクーポンとWESTERポイント200pt(アンケート回答者のみ)をプレゼント。

謎解きキットは3階の大阪ステーションシティインフォメーション、5階のカフェ バール・デルソーレで受け取れます。

〈謎解きキットの購入はこちらから〉

■イープラス

■JR西日本公式産直オンラインショップ


懐かしの列車がよみがえる! 「AR大阪鉄道博物館」で大阪ステーションシティ内を列車ハンティング

「AR大阪鉄道博物館」は、列車好きにぜひおすすめしたいイベント。大阪ステーションシティ内にある全8か所のタイムトラベルポイントを巡って、懐かしの列車をスマホで楽しむことができます。

このイベントの担当者であるJR西日本の藤谷涼さんに、遊び方と見どころを伺いました。

遊び方① タイムトラベルポイントでカメラを起動!

まずはタイムトラベルポイントへ行き、靴マークの書いてあるポイントへ。二次元コードを読み込んだら、カメラを起動させましょう。

遊び方② カメラでマーカーをパシャリ!

トラベルポイントにはそれぞれ、列車のイラストが描かれたマーカーが設置されています。これを読み込むと、懐かしの列車がスマホの画面に登場!

藤谷さん:登場する列車が大阪ステーションシティの各広場を駆け巡る楽しい演出と車両との記念撮影がお楽しみいただけるだけでなく、列車情報やトリビア情報などが見られるページも用意しています。手軽に楽しく学べて、みなさんの記録にも記憶にも残る体験になるようにこだわりました。ぜひ全スポットを巡っていただきたいです。

記念撮影機能を使えば、お気に入りの列車と一緒に写真を撮ることもできます。フレームはAR大阪鉄道博物館と、大阪・関西万博カウントダウンの2種類。ぜひ思い出の1枚を撮影しましょう!


大阪ステーションシティ内を散策しながら、おトクなクーポンや限定ソダテツをゲットしよう!

200種類以上の鉄道を集めて育てるゲームアプリ「ソダテツ®」も、150周年イベントに登場。第1回~第5回に分けて開催され、各回でチェックインポイントをコンプリートすると、ゲーム内で使える限定車両(ソダテツ)がゲットできます。

第1回でもらえるのは非常にレアな「230形233号機」。国の重要文化財に指定された蒸気機関車です。

さらに、第1回から第5回まですべてコンプリートすると、最高レアリティ・URの「WEST EXPRESS 銀河」が手に入ります!

瑠璃紺色の車体が美しい特急列車「WEST EXPRESS 銀河」。

第1回のチェックインポイントは3か所。1か所チェックインするだけで、大阪ステーションシティ内店舗で使えるクーポンももらえます。おトクにショッピングや食事を楽しみながら、コンプリートをめざしましょう!

第1回のチェックインポイントのひとつ、サウスゲートビルディング16階のイチロクグルメ。ソダテツのキャラクターが並ぶポスターが目印です。

続々と更新されるイベント情報をチェック!

記事で紹介したもの以外にも、150周年を記念したイベントやキャンペーン、限定商品の販売など、お楽しみはたくさん!

さらに大阪駅西側では、2024年夏に「イノゲート大阪」と「KITTE大阪」が、2025年春には「うめきたグリーンプレイス」が開業予定。大阪ステーションシティはますますビッグに、楽しい場所へと成長中です。

この機会にぜひ、大阪ステーションシティを楽しみつくしてくださいね。