かわいい小物を探すのも、浴衣を着るお楽しみ
ルクア イーレ 5Fの「きものやまと」は、創業100年以上の着物屋さん。浴衣を持っていないという人は、まずはここでお気に入りの浴衣を見つけましょう。
浴衣といっしょにぜひ見ていただきたいのが帯留です。洋服や帽子にブローチを付けるみたいに、お気に入りの小物をコーディネートに加えると気分が上がりませんか?
私のおすすめは、耐熱ガラスメーカー「HARIO」とコラボした、「きものやまと」オリジナルのガラスの帯留。何種類かありますが、貝のデザインがめちゃかわいい! 涼しげで夏の装いにぴったりです。ガラス製とはいえ丈夫で、小ぶりなデザインなので、初心者さんもコーディネートしやすいと思います。
帯留を通す帯締めで一般的なのは三分紐です。細さの違いで二分紐・三分紐・四分紐などの種類があります。色も柄もさまざまなので、帯の色や帯留のデザインに合わせて選びましょう。ガラスの帯留なら、帯か帯締めを青系にすると爽やかでいいですね。
帯留はマストアイテムではありませんが、小さくてかさばらないから、ついつい買い集めてしまうんです。箸置きなんかも、帯留用の金具に接着剤でくっつければ、帯留に早変わり。あ、箸置きが帯留に見えるようになったら、着物“沼”にすっかりハマった証です。
ルクア イーレ 5F
電話/06-6151-1496
営業時間/10:30~20:30
休み/定休は施設に準ずる
浴衣は“和装”じゃなくてもいい
浴衣を着るときは下駄を履きますが、「普段履かないから足が痛くなる」「年に1・2回しか履かないのに買うのはもったいない」と、ためらう方もいるのでは。
べつに、下駄じゃなくてもいいんです。サンダルなら洋服でも履けるし、そうそう足も痛くならないから、おでかけしやすくていいですよ。
浴衣と相性がいいのは、下駄のように厚底のサンダル。素材はなんでもOKです。ジュート素材なんかも面白いかな。色は、白やベージュがいいですね。特にお持ちの浴衣が白地や淡い色の場合は、黒のように濃い色はちょっと合わせにくいんです。
さらに、横から見たときに1色のものがおすすめ。自分の足元は上から見ますけれど、人の足元って横から見ますよね。だから白いサンダルを履いても、底が黒だったりすると、足元が変に目立ってしまいます。
浴衣はそもそもカジュアルなもの。カバンも巾着じゃなくていいし、アクセサリーも指輪やイヤリングなどを好きにつけていい。“和装”のイメージにこだわらなくていいんです。今日はカジュアルにしようとか、上品にまとめてみようとか、自分でテーマを決めて、それに合う浴衣の柄を選び、浴衣の色やデザインに合う小物を選ぶ。洋服のコーディネートと同じですね。
ルクア イーレ 5F
電話/06-6690-8765
営業時間/10:30~20:30
休み/定休は施設に準ずる
扇子・うちわで涼を楽しもう
夏のおでかけに便利な、涼をとるグッズはたくさんありますが、扇子やうちわは、ひとつは持っておきたいもの。扇子は100円均一などでも買えて、和洋や年齢を問わず使われるようになりましたね。
大丸8Fの紳士雑貨売り場にある扇子コーナーには、女性ものもいっしょに並んでいます。メーカーはいくつかありますが、種類が豊富なのは「白竹堂」の京扇子。クラシカルな和柄だけでなく、スタイリッシュだったりエレガントだったり、デザインはさまざまです。
うちわなら「注染手ぬぐい にじゆら」の、手ぬぐいで作ったうちわがおすすめです。このお店の手ぬぐいは注染という技法で染められていて、裏表なくきれいに染まるのが特徴。発色が良く、柄もさまざまで、和洋問わず合わせやすいので、私のまわりの着物女子はここの手ぬぐいファンが多いです。
手ぬぐい製のうちわは、紙製より丈夫でしなやかで、カバンに入りやすいコンパクトサイズなのもうれしい。手ぬぐいをどこの位置で断裁するかによって、うちわの柄がひとつひとつ違ってくるので、自分だけのお気に入りを探すのが楽しいですよ。
手ぬぐいで作った子ども用の甚平もあります。もとが同じ手ぬぐいなので、うちわと甚平で模様をそろえて親子でひそかなペアルックにしてもよさそう。やわらかい布は、洗うほど体になじみます。
大丸梅田店8F 紳士雑貨売り場
電話/050-1780-0000
営業時間/10:00~20:00
定休日:大丸梅田店に準ずる
ルクア 9F
電話/06-6151-1348
営業時間/10:30~20:30
休み/定休は施設に準ずる
歩き疲れたらひんやりスイーツで休憩を
あちこちのお店を見て回って歩き疲れたら、ステーションシティ内のお店でちょっと一服。100種類以上のパフェがある「からふね屋」は、2024年3月にオープンしたまだ新しいお店です。これだけたくさんあると、何を食べるか迷いますね。
大阪駅 1F セントラルコート
電話/06-6343-1775
営業時間/10:00~22:00
この夏、浴衣でおでかけするならココ!
2024年7月1日(月)~7月31日(水)
梅田ゆかた祭 2024
日本の和文化をテーマにした「梅田ゆかた祭」は今年で11回目。大阪駅周辺で街めぐりが楽しめます。7月20日(土)・21日(日)には、メインイベントの「ゆかたde盆踊り」「うめだいろ縁日」を開催。やぐらを囲み、大勢の人たちが盆踊りをしたり、ミュージックライブや和文化が体験できたりと、大阪の街ナカで思いっきり夏が楽しめます。
2024年7月20日(土)
露天神社(つゆのてんじんじゃ) 夏祭(本宮)
大阪駅から徒歩7分の露天神社は「お初天神」の通称で知られます。これは近松門左衛門作の人形浄瑠璃「曽根崎心中」のヒロイン・お初にちなんだもので、今でも多くの人が恋愛祈願に訪れます。
7月20日(土)は役太鼓・舞獅子・地車囃子などが、大阪駅前や地下街も巡行。21時30分頃からは、神社にてお囃子隊の笛、地車囃子の鉦や太鼓、囃し唄が奉演されます。
2024年8月3日(土)
第36回なにわ淀川花火大会
「なにわの夏の風物詩」として恒例の、大阪駅の北を流れる淀川河川敷で行われる花火大会。大玉(10号玉)の花火や、水中花火と打ち上げ花火のコラボレーションが楽しめます。
大阪駅側の河川敷は工事中で立ち入りができません。塚本駅方面からの観覧がおすすめです。
※掲載されているデータは2024年7月18日現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。
いっちゃん、新しいやつ