OSAKA STATION CITY GUIDE

do-ya?[ドーヤ?]

肉食音楽家うらともえのニクニクワクワク EP2

どや?

花粉症と侍ジャパンにナミダナミダの春。皆さま、如何お過ごしでしょうか?肉中心生活者うらです。春は出会いとほなサイナラの季節。サイナラはともかく、肝心なのは新たな出会い。少女漫画チックに出会い頭にぶつかる生意気な転校生タイプなのか、怪しいおじさんだと思っていたら実は足長おじさんタイプなのか?新たな肉料理との出会いにワクワクが止まんねー。

writer:うらともえ
photo:木村華子

うらともえさん

岐阜県高山市生まれ、大阪市在住。射手座。木管楽器奏者、作曲家、ときどき歌手としても活動する音楽家。好きが高じた肉コラムニストとして雑誌Meets Regional、業界誌ミートジャーナルで肉食コラムを執筆、テレビ、ラジオにもちょいちょい出演しつつ、大阪日本橋でDIDDLEY BOW(改装中っす!4月中旬にリニューアルオープン予定)も経営。愛聴盤はドクター・ジョン『ガンボ』。愛読書は村上信夫『ニッポン人の西洋料理』。趣味は自家製ケイジャンスパイス調合。特技は観葉植物の念力蘇生。 

迷ったらデパ地下、これ私のランチの掟。時間があればデパ地下徘徊〜吟味と冒険も楽しんでいますが、そうじゃない時は柿安さんに直行が常。 わりしたで炊いた旨みたっぷりの牛肉をご飯の上に敷き詰めた「黒毛和牛 牛めし」が間違いない!肉と米を割り箸でかっこめば、なにかと忙しいお昼休みもパラダイスっす。と、言うわけで柿安さんって、なんとなくデパ地下に特化した惣菜&お弁当屋さんだと勝手に思っていたのですが……う、知らなんだ。デパ地下で下ばっかり向いていたから気づきませんでした。グイと顔を持ち上げてみれば大丸梅田店14階になんと「炭火焼グリルカキヤス」さんの看板が!恥入りますぅ。

気づかなんだわー、カタカナの柿安さん

 柿安さんの創業は明治4年(1871年)。“肉の老舗”が手掛ける「炭火焼グリルカキヤス」のコンセプトは、自慢の肉料理とお酒が楽しめる大人向けのレストラン。私も四十路=超大人、これは直行するしかない。

ラグジュアリーかつ威圧感のない店内はお一人様でも家族連れでもスーっと馴染める雰囲気。

焼きライブに高まる肉食欲

リーズナブルなランチ限定メニューに季節限定メニュー、そして松阪牛を使用した本格ハンバーグや「お肉屋さんの本気」が謳われたステーキなどがずらりと載った、肉食欲をそそるグランドメニューは目移り必至っすよ。今回、私がいただいたのは「黒毛和牛ヒレステーキ」(130g税込4,000円)。

これこれこれー!が食べたかったのよ

レモンの輪切りとバターがステーキの上に鎮座したそれは子供の頃に憧れた「ええお店のステーキ」そのもの。柿安特製ダレは旨みが全開。心地よい胡椒の刺激も憎いなー。これ、米すすむっす。

Never Say ゴチソウサマ。ランチで一番人気の「やわらかハラミステーキ&黒毛和牛入りハンバーグセット〜さっぱり大根おろしのせ〜」(税込2,510円)、「黒毛和牛サーロインステーキ丼」(税込2,040円)も「勿論」いただきました。「やわらかハラミステーキ&黒毛和牛入りハンバーグセット〜さっぱり大根おろしのせ〜」は充実のサラダバーとスープバーにデザート付き(週末、部長とのランチはこれに決まり)。

午後からの仕事が確実にはかどる二刀流ランチ
お野菜もモリモリいただきましょう
ミックにキース、タモリにグラサン、肉に米

丼は「柿安さんと云えば肉と米」という私の脳内スタンダードを鬼満足させてくれる逸品。炭火で丁寧に焼かれたサーロインステーキの圧倒的な存在感。プロの技がキラリと光るステーキは先ずソースをかけずにそのまま召されよ。で、ソースをお肉とご飯にかけて、後は一気にかっこみましょう。ランナーズハイならぬミートハイが堪能出来ますぜ御同輩。

間口の広さが懐の深さとイコールなんだよね

老舗らしい渋い書体の看板が印象的なデパ地下の「柿安」さんと、カタカナのレストラン「カキヤス」さん(氷川きよしとKiinaみたいな)。これからも私の肉食欲をガツンと受け止めてくだせえ。

極上素敵丼と私

※商品や料金、店舗などの掲載情報は、2023年3月時点でのデータをもとにしています。現在とは販売状況が異なる場合があります。