write:斉藤智佳
photo:大井健司
一人旅が趣味だという、遥菜さん。
ちょっとまとまった休みがとれる日には日本せましと旅に出る彼女。
北海道から沖縄まで有名スポットはだいたい行きつくし、実は次の旅行先に困っていたところ。
「次はどこがええんかなぁ?」と悩む遥菜さんに訪れた旅のきっかけとは…?
大阪市内をぐるっと一周、21.7km。19の駅をグルグル回ってくれてる“大阪環状線”は、私が毎日お世話になってる電車。
朝は職場に、日中はお客様との打ち合わせ、そして夜は家に帰るため。まさに私はこの環状線の中でぐるぐるぐるぐるが日常。
忙しさもあって、ほんま目が回りそう。
だからなんかもしれへんけど、休みの日は家でゴロゴロするよりも、どっか知らんとこに行ってみたいという欲望にかられる。この環から抜け出したい願望強いんかも。
「旅が私を呼んでいるぅぅ〜!」と、気づけば、日本中のだいたいのところには行ってしまった。
沖縄や長野、富山なんかはおかわりしまくりやし。
「そろそろ、ちゃうとこ行ってみたいなぁ〜。」とヒント探しにここに行ってみました!
KITTE大阪で出逢った“新潟県”

大阪駅の西側にあるめっちゃ大きいビルが「KITTE大阪」。
去年の夏にオープンし、当初は人がごっつすぎてたんやけど、最近はちょっと落ち着いていい感じかも。
ご存知でした?
「KITTE大阪」のコンセプトって“UNKNOWN”って言うらしい。
「しらない…」ってこと?

どれどれ。
『まだ広く知られていない日本の「いいもの」や地域の食文化など、日本各地のさまざまなヒト、モノ、コトが集まり、日本の良さを発見・再認識できる場所』・・・か。なるほど。
それに、ここにはたくさんの地方のアンテナショップもあるし、旅行のヒントも見つけられるかもしれへん!!
静岡、沖縄、岡山、新潟、広島、宮崎、北海道、富山・石川・福井、兵庫、山陰、鹿児島、高知ってめっちゃあるやん!!
こんなにあるって思ってなかったからちょっとびっくり。
この中でまだ行ったことのないところは・・・新潟、宮崎か。
今年は特に暑いし、南は一旦置いといて・・・新潟県かぁ。
確かに関西からすると、ちょっと行きにくいからかな?これまで候補にも挙げなかったなぁ。
でも最近じゃ北陸新幹線も開通したし、今は違うかもしれへん。
「新潟三昧 越の蔵 雪國商店」で知った佐渡の味!
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KITTE大阪2階は“Fell JAPAN Journey”というコンセプトで日本各地の魅力を発信するアンテナショップが集まっている。
所狭しと日本酒が並んでいるこちらのお店が「新潟三昧 越の蔵 雪國商店」さん。日本酒は酒蔵と直接取引をしているとのことで、県外には出回らない希少な銘柄から誰もが知る人気のお酒まで大阪随一の品揃え。
実は私、日本酒が大好きだったりするのである(笑)。


店内には新潟県各地から自慢の逸品や珍味が揃う。
見たことのないものばかりについつい質問攻めしちゃう(笑)けど、丁寧に教えてくださるのは郡山店長さん。

ご覧ください、この品揃え。これは試飲が楽しみになります。
そんな私の思いが通じているかのように、店内には「角打ち(かくうち)コーナー」が!
もちろん飲むに決まってます!


日本海に面した新潟県は海産物の宝庫。
新潟ならではの酒肴で日本酒を味わえる上、店内で販売もしているので家でも同じ気分で楽しめます!

オススメのお酒3種とこんにゃくみたいな見た目の肴は「いごねり」という郷土料理。
新潟県、特に佐渡島で親しまれている「いご草」と呼ばれる海藻を煮て冷やし固めたものとのこと。
ところてんのようなプルプル感で、こんにゃくよりモチッとしてて・・・ふんわり磯の香りも口に広がります。これは言葉にするより食べていただくのがイチバンかな。美味しいんだけど言語化むずい〜!

「そっかぁ。佐渡島も新潟県なんよなぁ、行ってみようかな」と、心は既に日本海を渡っています(笑)。
店舗情報
店舗名 | 新潟三昧 越の蔵 雪國商店 |
住所 | 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3丁目2−2 KITTE大阪2F |
電話番号 | 06-6147-4183 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
大阪ステーションシティはなんでも揃うんがスゴイ!
ほろよいの熱い気持ちのまま蔦屋書店で旅本さがし!
佐渡島が気になった私は、その足でLUCUA 1100 9階にある「梅田 蔦屋書店」に。
さっそく新潟県、特に佐渡島に詳しい旅本さがしにやってきました。
見つけました!!
たくさんある本の中でも新潟県の出版社さんが出されてる「さどぼん」!!
佐渡島に特化している情報誌です。

店舗情報
店舗名 | 梅田 蔦屋書店 |
住所 | 〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3丁目1−3 ルクア イーレ 9F |
電話番号 | 06-4799-1800 |
営業時間 | 8:30〜21:00 |
さっそく買った「さどぼん」片手にやってきたのは「風の広場」。
都会のど真ん中にあるオアシスとして実は私のお気に入りの場所です。まだまだ残暑厳しいけれど、今日はちょっと秋めいた風が心地いい感じ。

佐渡島の金山の世界文化遺産登録の影響もあると思うけど、勉強してみると歴史や文化の深さがわかり、「だから今、人気なんやなぁ〜」って素直に感心しちゃいました。
沖縄本島とか淡路島とかとは違った趣きを感じます。
知ってました?佐渡島って淡路島の1.5倍の大きさで一周280kmもあるそうです。
佐渡島めざして、行ってきまーす!

今日は練りに練った佐渡島旅行当日です。
なんで練りに練ったかというと結構乗り継ぎが多いんです。
そしてこれが私の作戦(笑)。
特急「サンダーバード」号と北陸新幹線に乗って新潟県の上越妙高駅へ。
そのあとは、えちごトキめき鉄道 妙高はねうまラインで直江津駅に。
最後に直江津港から佐渡汽船「こがね丸」に乗って佐渡島の小木港をめざします。
迷わず行けるかなぁ。

※詳細は、佐渡汽船HPをご確認くださいね!
佐渡汽船「こがね丸」で、ついに佐渡島突入〜!
途中、写真を撮る余裕はあまりなかったけど、作戦通りなんとか直江津港に到着。
新潟県までは午前中に入り、あとは午後2時発の「こがね丸」で小木港へ。船内ではのんびり過ごす予定です。

あ!そうそう!
直江津港発の「こがね丸」は、例年11月下旬〜翌3月頃まで冬季運休になるので要注意。
やっぱり冬の日本海は想像以上に荒れるんやろなぁ。
その時期に行くなら、新潟港からジェットフォイルかカーフェリーで両津港へ向かう計画を立ててくださいね。
では、次はいよいよ小木港からレポートします〜!


直江津港を出て2時間40分。船酔いもなく、定刻通りに小木港へ到着しました。


今回あえて直江津港から小木港ルートを選んだのには理由があります。
それは…夕暮れ時の「万畳敷」を見たかったからなんです。佐渡島には小木港よりも大きな両津港がありますが、そこから「万畳敷」までは約50km。
到着後の移動を考えるとちょっと距離的、時間的にも厳しいかなと考えたんです。
さぁ、これから島の西側へ移動しま〜す!!
次回は楽しみにしている「万畳敷」からレポートしますね〜。
佐渡島への旅行はさど観光ナビやさどまる倶楽部を御覧ください。
旅行にはお金がかかるものですが…、様々な制度を活用すれば、お得に旅行できるかもしれません。
ぜひ、フル活用してみてください。
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いっちゃん、新しいやつ