「終馬車を逃したシンデレラは…」大阪駅でドラマのワンシーン撮ってみた【BON.井上の妄想劇場】
どうやろ
write:BON.井上/オカジマアヤノ
photo:KenG
movie:あふろちゃん。
この記事を書いた人


こんにちは、BON.井上です! 突然ですが、皆さんは「妄想」をしたことはありますか?
実は、私は生活の8割を妄想していると言っても過言ではありません。
曲がり角で運命の人とぶつかる妄想をしてみたり、誰かに追われてる設定で階段を駆け上がってみたり。
今回は、そんな妄想まみれの私が、大阪ステーションシティで思う存分妄想をして、ドラマの登場人物になりきってきました。これを読んだら、あなたの日常もドラマチックに見えてくる!? BON.井上の妄想劇場へようこそ!
※本企画は、大阪ステーションシティの許可を得て撮影を行っております。
いやー、それにしても大阪駅って広いなあ。大丸やルクアのような商業施設も直結してるし。辺りを見渡しながら構内を歩いていると……
「ん? これは!? 天国への階段ではないか!」

『トムとジェリー』の『天国と地獄(原題はHeavenly puss)』に出てくる黄金のエスカレーターみたい。
そう、この先に天国行きの列車が止まっているはず。トムは罪を問われて列車に乗れなかったけど、私も自販機で誰かが取り忘れた100円を見つけたのに交番に届けなかったことを思い出して一瞬焦るけど、何事もなかったかのように笑顔で乗り込もうとするだろうな……。
こんなふうに、私の脳内で妄想が繰り広げられていきます。
皆さんも、一度は同じ経験があるのでは?

また見つけてしまった妄想スポット。
「私は女ハンターのエイダ。仲間たちは次々にやられてしまった」
「敵が来た!」その一言で辺りに緊張が漂う。彼女は銃を構え、敵を狙う。


みたいなね! ついついどこでも始めちゃうんですよねー。
次の妄想スポットを探しに散策していると……

大丸梅田店の入口にたどり着いた。

「ん? ここは!?」

私は沢田恵美、25歳。バイトは4つ掛け持ちの自称キャリアウーマン。
夢は都心のタワマンに住むこと。口癖は「こっからここまで」。

「さーて次はあのブランドかな」

すると電話が鳴る。
「こちら◯◯クレジットカード会社の者ですが、先月の引き落としが……」
「そ、そんなはずは!?」
慌てて金額を確認すると、そこには見たことのないゼロの数の請求額が。

「なんじゃこりゃああああああああ!!!!!」
おっとっと、現実世界にやっと戻ってこられました。
こんな感じで妄想が止まりません。

さて、ここからはさらにドラマ仕立てにしてお送りします。
妄想劇場1:終馬車を逃したシンデレラは王子と…?

時空の広場に続く階段前で、ふと足が止まった。
「これって……シンデレラだ!!! もし私がシンデレラだったらどうなるんだろう?」

私はシンデレラ。魔法使いに魔法をかけてもらい、念願の舞踏会にやってきた。
キラキラと輝く王子様と二人きりで過ごした時間は、まるで夢のように華やかだった。彼の瞳に映る私も、きっと別人のように輝いていたはず。
しかし、タイムリミットが迫る。0時になるとこの魔法は解けてしまう。
「まあ、こんな時間だわ」

急いで階段をかけ降りていくと、王子様が追いかけてくる。
王子様「お待ちください! せめてお名前だけでも!」
シンデレラ「王子様に魔法が解けた姿は見せられない。急がなきゃ」
シンデレラは駆け降りる。

駆け降りる。

駆け降りる。

降りる。

降りる。
「待って、長すぎん?」
するとガラスの靴……ではなく、ゴム製の靴が脱げてしまう。

「あっ!」だが刻一刻と迫る0時。構わず駆け下り続けるシンデレラ。
そして階段を降り切ったシンデレラは馬車に乗って帰るはずが……

「馬車ないやんっ!!!!! どうやって帰るねん!」

そして魔法が解けかけたその時、王子様が追いついてしまったのだ。
始発ならぬ始馬車まで、王子様と語りあったとさ。
めでたしめでたし。
ってちょっと待てーーーい!
プリンセスになったはずやのに、なんでいっつもこうなんねん!(笑)
妄想劇場2:都会を夢見た田舎少女の1年後

歩いていると、ビルが立ち並ぶ景色が目に映る。
「昔、都会に憧れたなぁ……あっ! 思いついた!」

私は田中その子、18歳。田舎で生まれ、春から大阪で大学生になる。
そう、念願の都会暮らしが始まるのだ。

カフェでパソコンを開いてみたり、個室サウナに行ってみたり。
映える場所で映える仲間と、インスタのストーリーをメンションしあうんだろうなぁ。
でも夢は経営者! 勉強にも力を入れていく!
はずだったが、1年後……

その子は大学を中退。毎晩、酒に溺れ、ライブハウスに入り浸っていた。

ふと見上げた空が、1年前に見たあの景色だった。

「はあ、本気で都会に染まってもうたなあ」
妄想劇場3:闇取引かと思いきや……「もふっ」

「さーて色んな妄想したなぁ。って何これ?」
何やら「ジブンロッカー」というものを発見。30日間、自分専用にできるロッカーのサブスク。
「自分だけのロッカー。自分のためのロッカー……私だったらこう使う!」

怪しげな男が足早にロッカーに近付いていく。人目を気にして、焦りながら暗証番号を押す男。きっと、ロッカーの中には怪しいものが隠されているのだろう。
そう、彼には誰にも知られたくない、とある「癖」があったのだ……。
おまけ(撮影の裏側)

妄想劇場は、ストーリーも服も小物も全部手作り! シンデレラのドレスは、YouTubeで作り方を調べて、100均で材料を調達しました。
ランドリーバッグのワイヤーをチョキチョキ切って、ドレスの型作り。これが思ったより硬くて大変でしたが、ワイヤーを腰のベルトに通せば「それっぽく」なりました。

ドレスの布の正体は、防虫用の不織布シート(笑)。タンクトップにリボンを付けたら完成!

ちなみに、王子役と付き人役を演じていたのは、写真と動画撮影のカメラマン2人。撮影と配役を交互にやってくれていました。


妄想は一人でも十分楽しいですが、友達や恋人と一緒にやってみると、登場人物が増えて楽しさが倍増するかもしれません!

皆さん、いかがでしたか? 妄想って楽しいでしょ?
こんなにもお金のかからない娯楽は他にないはず!(笑)
自分の世界に入り込み、主人公やヒロインを演じる。日常のちょっとしたスパイスになるのではないでしょうか。
今回紹介したシチュエーション以外にも、大阪ステーションシティには「妄想スポット」がたっくさんあります。皆さんの中に眠っている想像力をぜひ解放してみてください。
そして、あなたが思い描く最高の「妄想シチュエーション」を教えてください。
私、BON.井上が全力で表現してみせます!
以上、「BON.井上の妄想劇場」でした!
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