こんにちは！ アサトと申します。

みなさん、ゲームは好きですか？

僕もゲームが好きです。ゲームが好きすぎるので、普段はTANSANという会社でゲームを作る仕事をしています。社長です。

早速で恐縮ですが、大阪駅をゲームステージにしたいなと思ったことはありませんか？ 僕はあります。というわけで、そういうゲームを作りました。

大阪ステーションシティ探索カードゲーム、名付けて「do-ya?カード」です。

「JR大阪駅周辺の楽しみ方」を発信する「do-ya?」を、ゲームとして体験できるように作ってきました。

今日は、実際に大阪ステーションシティで遊んでみたいと思います。記事の最後にはゲームがダウンロードできます。でも、まずはこの記事を読んで、このゲームの面白さを知ってください。

一方その頃……

みちゃめろ：大阪駅、よく来るけど、同じお店で買い物して、スタバ行っての繰り返しでマンネリ化してきたかもな〜。新しい刺激がほしいな〜。

アサト：そんなときに、楽しめるゲームがあります。

みちゃめろ：なにこの人、怖……。

一方その頃……

谷本：大阪駅、初めて来たな〜！ 広くてどこを見ていいかわからない。

アサト：そんなときにおすすめのゲームがありますよ。

谷本：え、ちょうどいい。

ということで、人が集まったので「『do-ya?カード』ランダムミッション大阪駅おつかい選手権」をここに開催したいと思います。

詳しいルールの前に参加者を紹介。

参加者紹介

今日は生憎の雨。

でも大阪駅は大きな屋根があるので全く濡れずに広場に集まれる。よかったね！

＼ ルール説明 ／  

ルールは簡単です。

do-ya?カードには、「場所（place）」「ターゲット（target）」「すること（do）」の3種類のカードがあります。それぞれランダムで引いて、ミッションとなるお題を作成します。そのミッションを遂行して、一番それっぽかった人が勝利です。

岡前：なるほど、私はそのゲーム、余裕だと思いますね。

みちゃめろ：楽しそう〜！

谷本：初めての場所ですが、がんばります！

アサト：みなさんのプレゼンを聞いて、僕が勝者をジャッジしますね。では、最初のお題になるカードを引いてください。

最初のお題はこちら！

＼ 1回戦 ／
お題： 「広場」と付く場所で　今どきの大学生　が好きそうな写真を撮れ！

みちゃめろ：アトリウム広場やカリヨン広場はよく通るけど、広場ってほかにもあるんやっけ？

谷本：広場、めっちゃある！

岡前：これは余裕ですね。

さすが大阪ステーションシティを管理しているだけあって、お題を聞いた瞬間に笑顔を見せる岡前さん。強敵岡前に2人は勝てるのか！？

制限時間は15分です！ それではスタート！

＼ ミッション開始！ ／ 

岡前さんが向かったのは……。

岡前：大阪駅で人気のスポットがこの先にあるんです。

ついた場所は「南ゲート広場」。

なんの変哲もなさそうな水場だが……

なんと！

上から水滴が落ちてきて時刻になりました。

すごいですね。

これは「水の時計」という作品で、時刻以外にも文字や形が水滴で表現されています。ずっと見てても飽きないですね。時間もわかるし待ち合わせスポットに水滴です。いや最適です。

岡前：これは映えるし、若者人気間違いなし。

早くも勝利を確信する岡前さん。

一方、谷本くんは……。

谷本：「旅立ちの広場」に行ってみます。僕は専門学生なので、ほぼ今どきの大学生みたいなものです。だからわかる、大学生は旅立ちから始まる。なにかある気がします。

谷本：黒いストローが天井に沢山刺さってますね。これも面白いけど、ほかの場所も見に行ってみます。

ついたのは「暁の広場」。

立体に見えるヒョウの巨大ビジョンがあった。

谷本：これこれ、これ大学生一番好きじゃん。

谷本：これは間違いなく、大学生に刺さる。

一方、みちゃめろは……。

みちゃめろ：大学生が好きそうなのって、映えとか色が綺麗とかだよね〜。

到着したのは「風の広場」。

みちゃめろ：これもいい感じだけど、もっと探してみよ〜。

みちゃめろ：さらに上に行けるみたい！

みちゃめろ：あ、これいいかも、これで戦おう。

制限時間終了！

それでは、それぞれが撮ってきた写真で勝負を開始します。

＼ プレゼンスタート！ ／ 

アサト：今回のお題は、「広場」と付く場所で　今どきの大学生　が好きそうな写真を撮れ！ それでは、プレゼンお願いします！

まずは谷本くんのプレゼンからです。

谷本：僕が紹介したいのはこれです。

谷本：この虹色のオブジェです。

みちゃめろ：この飛び出してるヒョウじゃないんや。

谷本：はい。自分がいいと思ったものイコール大学生がいいと思うものなはずです。モニュメントのタイトルも見てください。

谷本：「暁に立つ」。暁って言葉が一番かっこいいでしょ。

岡前：ちなみにそのヒョウの名前は「アカツキ」ですよ。

みちゃめろ：このヒョウがアカツキさんってこと？

谷本：それならやっぱり、ヒョウが一番かっこいいかも。

続いて、みちゃめろのプレゼンタイム。

みちゃめろ：わたしはこれです。

みちゃめろ：紫エンドウツタンカーメン。

アサト：紫エンドウツタンカーメン？？

みちゃめろ：紫エンドウツタンカーメン。

みちゃめろ：今どきの大学生は、見た目の映えを超えて、字面の映えを意識してるんです。

アサト：なるほど、字面映えの時代なんですね。

最後に、大阪ステーションシティを知り尽くしている岡前さんのプレゼン。

自信満々にスマホを見せます。

岡前：南ゲート広場にある「水の時計」です。

みちゃめろ：綺麗〜！

谷本：スローモーション撮影で撮ってるあたり、見せ方もわかってますね。さすが、大阪ステーションシティを知り尽くしている男。

アサト：まさしくお手本のようなチョイスとプレゼンでしたね！

暁に立つ、紫エンドウツタンカーメン、水の時計。

アサト：「広場」と付く場所で　今どきの大学生　が好きそうな写真を撮れ！に最もふさわしいのは……

アサト：うーーーん……。

アサト：みちゃめろさんの紫エンドウツタンカーメン！

みちゃめろ：やったー！

岡前：紫エンドウツタンカーメンに負けるとは思わなかった。

アサト：やっぱり、文字も映えの時代なのかなと思いまして。

谷本：異議あり！

谷本：アサトさんは大学生じゃないですよね。そんな人が大学生が好きそうなものを決めるのはどうなんですか！？

編集部：do-ya?にはアンケート機能があるので、読者に最終の判定をお願いするのはどうですか？

アサト：いいでしょう。ではこのdo-ya?の読者のみなさんにアンケート機能で勝者を決めてもらいましょう。

※投票期間は終了しました

アサト：とはいえ、僕のやることがなくなるので、毎回いちおう暫定的に勝者は決めて進めますよ、いいですね。

せっかくなので、3回戦まで続けることにしました。

＼ 2回戦 ／ 
お題：Rのつく店で　ファミリー　っぽい物を見つけろ！

アサト：これはファミリー感があるものでもいいですし、家族に見えるとかでもOKです。解釈はみなさんにおまかせします。

すぐさま席を立つ岡前さん。

岡前：あそこしかない。

大丸にまっすぐ向かう岡前さん。

岡前：ちょうど、今日（4月12日）大丸さんの地下にオープンするお店があるんです。しかもRもついてるし、ファミリー感もあります。

来たのは全国初登場の「ブール・エ・ブール（Beurre et Beurre）」。

今日オープンのお店をちゃっかり紹介するあたり、さすが大阪ステーションシティの人という感じだ。

お菓子を購入して戻る岡前さん。

出張帰りにお土産を家族に買って帰るお父さん感がすでにでていた。

一方、谷本くんは……。

谷本：ルクアって、外から見てもアーバンリサーチとかワイアードカフェとか、Rの付くお店が見えますよね。

谷本：でもファミリーっぽさ……難しいな。

一方、みちゃめろは……。

みちゃめろ：お！ これぞファミリーでしょ！ これにしよう。

＼ プレゼンスタート！ ／ 

アサト：今回のお題は、Rのつく店で　ファミリー　っぽい物を見つけろ！ それでは、プレゼンお願いします！

岡前：私はこれです。本日オープンの「ブール・エ・ブール」のお菓子です。

アサト：なんですか？ そのポーズは。

岡前：Beurre et Beurre、なんとRが4つ入ってます。

アサト：ほんとだ。

岡前：Rが4つも入ってる店名なので加点じゃないですか？

アサト：そんなルールはないですが、確かにすごい。

岡前：全国初出店ですよ。出張で大阪駅に来たお父さんが家族のために並んで買って帰る……そんな様子が思い浮かびます。

みちゃめろ：なるほど、父の優しさかぁ。

続いて、みちゃめろのプレゼン。

みちゃめろ：「robinet + PETALE(ロビネ・ペタル)」というお花屋さんのお花です！

みちゃめろ：贈り物って家族感がありますよね。さらに、花びらが身を寄せ合って支え合って、ひとつになろうとしているのも家族感がある。

アサト：なるほど。

最後は谷本くんのプレゼンです。

谷本：今回は正解を持ってきました。

谷本：まず前提として、ファミリーを構成する要素は「おふくろ」、そして、「おふくろ」=「おふくろの味」だと思います。皆さんの想像する「おふくろの味」はなんですか？

アサト：なんだろ、肉じゃがとか？

谷本：肉じゃが、カレー、唐揚げ、いろいろあると思います。

谷本：そんななか、おふくろの味第1位（個人の感想）に君臨するのは、なんと言ってもハンバーグです！

みちゃめろ：確かに！

アサト：なるほど。店名に「R」は？

谷本：もちろん！ イチロクグルメの「PIER 30 GRILL」という店なのでRが２個も入っています。

谷本：このお店の看板メニューはハンバーグ。「ハンバーグ」=「おふくろの味」=「おふくろ」！ Q.E.D証明終了。

谷本：これは勝利いただきました！

アサト：Rのつく店で　ファミリー　っぽい物を見つけろ！ に最もふさわしいのは……。

アサト：岡前さんの勝利！

みちゃめろ：お菓子もらったし、仕方ない！

読者のみなさんはお菓子をもらってないので、公平な判断ができますよね。

ぜひ投票をお願いします。

※投票期間は終了しました

＼ 3回戦 ／ 
お題：眺めが良い場所で　年収1億の社長　が大阪らしいと思うものを見つけろ！

みちゃめろ：年収1億円の社長〜？ どんな人〜？

岡前：難しいカードが出ましたね。

谷本：とりあえず上に行きますか。

全員がエスカレーターに乗って上を目指す展開に。

ちなみに岡前さんいわく、このエスカレーターは途中のトンネルのようなところを越えると急に周りの音が静かになるそう。みなさんも体験してみてね。

さて、3人はどんなものを見つけてきたのでしょうか？

＼ プレゼンスタート！ ／ 

アサト：今回のお題は、眺めが良い場所で　年収1億の社長　が大阪らしいと思うものを見つけろ！ それでは、プレゼンお願いします！

まずは、みちゃめろのプレゼンです。

みちゃめろ：わたしはこれです。

みちゃめろ：ノースゲートビルディング11Fの「ファミマ!!」です。きっと、お金持ちの人は「大阪の人ってケチだな〜」って思ってるはず。ファミリーマートじゃなくて「ファミマ」なのを見たら、「大阪は店名の字数もケチるのか！」って感想が出そう。

岡前：ちなみに「ファミマ!!」は、オフィスビルやホテル限定で出店しているファミマです。ここにできた当初は店舗数が少なかったんですよ。

続いて、谷本くんのプレゼン。

谷本：年収1億の人って、実は話してみたら普通の人なんです。そしてそんな普通の人の普通の感想は、これ！

谷本：エスカレーター、こいつら乗るのは右側なんだ。

アサト：シンプル！

※全国的にはエレベーターは「左立ち」が多いとされるが、大阪は「右立ち」が一般的である。

谷本：お金持ちっていつも高いところから見下ろしてるだろうからそう思うんじゃないかな。大阪ってエスカレーター乗るの右側でしょ？

岡前：谷本さん、一番帰ってくるの遅かったけど、その写真すぐそこですやん。

谷本：いろいろ彷徨った結果、結局シンプルにしました。

最後は岡前さんのプレゼン。

岡前：大阪といえば淀川。高いところから淀川を撮ってきました。

アサト：すごい！ 大阪駅からこんなにちゃんと淀川って見えるんですね、知らなかった！

岡前：ふふふ。実はノースゲートビルディングの屋上からの写真です。

アサト：あれ？ 屋上って行けましたっけ？

岡前：実は……

写真撮影前……

管理者権限で屋上に入って写真を撮影していた。

岡前：一般の人は入れません。

谷本：ずるい！ 社員だから！？？？ 普通は入られへんやん！

岡前：いちおう、ノースゲートビルディング11階の風の広場からも淀川が見えるんですよ。

谷本：ちっちゃ！

アサト：失格！！

岡前：オフィスタワーの高層階からは屋上と同じように見えるので、年収1億あれば入居してこの景色を楽しめるんだけどなぁ。

アサト：ゲームとして、フェアじゃないのでNGです。

アサト：ということで、「眺めが良い場所で　年収1億の社長　が大阪らしいと思うものを見つけろ！」は、シンプルにわかりやすい谷本くんの勝利！

谷本：やったー！！

谷本：こんなにはっきり人がエスカレーターの右側に寄ってる図は上から見ないとわからないですよ。

さてみなさんはどのプレゼンがふさわしかったと思いますか？

岡前さんはこの回では失格となりましたが、みなさんの判断は違うかもしれませんね。

※投票期間は終了しました

全員が1点ずつ取ってしまったので急遽、延長戦に突入！

アサト：みなさん1点ずつ取ってるので次で勝負を決めることにしましょう。

最後は……

最後のお題が決定しました。

＼ 最終決戦 ／ 
お題：12文字以上の場所で　明治時代の人　に千円以内であげたいものを買え！

一同：結構むずかし〜！！

ということで、みなさんに1000円を託してそれぞれ買いに行ってもらいましょう！

帰ってきました。

まずは、岡前さんからプレゼンしてもらいましょう。

岡前：店名は「SN.Parallel Produced by Seiichiro,NISHIZONO（エスエヌ パラレル プロデュースド バイ セイイチロウ ニシゾノ）」です。

アサト：40文字！？ 長っっ！！

岡前：はい、加点がほしいです。

アサト：だから加点ルールはないんです。

岡前：これはバターサンドですね。

アサト：2回戦でお菓子で勝ったからって、またバター菓子買ってきたんですか！？

岡前：明治時代の人に、こんなシャレオツなお菓子が1000円で買えますよって教えてあげたい。

岡前：しかもセイイチロウニシゾノさん。なんだか和風な名前で、親近感もわくでしょう。

続いて、みちゃめろのプレゼンは……

みちゃめろ：はい、「ファミマ!!」のアイスカフェラテです！ 明治時代と縄文時代がごっちゃになってたんですけど、どっちもアイスカフェラテはないですよね？ 明治時代の人にこんなに美味しい飲み物が1000円以内で買えるって教えてあげたいです。

アサト：えーっと、まず「ファミマ!!」って12文字以上じゃないですし。あと、何も持ってきてないですよね？

みちゃめろ：喉乾いちゃったので、もう飲んじゃいました。

みちゃめろ：さっき見たときに気になったんです。だから、絶対飲もうって。

アサト：1000円を個人的なことに使わないでください。可愛い感じで言ってもダメです。失格！

最後は谷本くんのプレゼン。

谷本：まず店名は「NATURAL KITCHEN &」で、買ってきたものは……

谷本：まずはパスタをはかるやつです。

アサト：パスタメジャー！？

谷本：ちょうど明治時代って洋食も食べ始めたときだと思うんですが。これがあったら絶対に明治時代でも売れますね。しかもたったの110円！

谷本：次は、クソ足長ホッキョクグマさんです。

みちゃめろ：美脚ですね。

谷本：明治時代にホッキョクグマはいない！

アサト：いや、調べてみたら、日本初のホッキョクグマは明治時代にやって来たらしい。おるやん！

谷本：あと、さらに金太郎の装飾も追加で。

アサト：金太郎モチーフこそ明治にあったんじゃない？

谷本：明治時代には金太郎はいません（断言）。

アサト：明治のほうがいっぱいおるわ！

アサト：12文字以上の場所で　明治時代の人　に千円以内であげたいものを買え！ に最もふさわしかったのは……

読者のみなさんの判断に委ねることにしましょう！

みちゃめろさんはこの回では失格となりましたが、みなさんの判断は違うかもしれませんね。さてみなさんはどれだと思いますか？

※投票期間は終了しました

ゲームをやってみた感想

谷本：これまで大阪駅のことを全然知らなかったけど、ゲームのおかげで初めての大阪駅を最大限楽しめたと思います。ありがとうございます！

みちゃめろ：どんなお題が出るかわからないドキドキ感が面白かった！ 「大丈夫か！？」と思うカードが続いたりもしたけど、いろんなお店があるからなんとかなりました。お題に合うものを探しながら「こんなお店あるんや〜」って新しい発見もあったし。アイスカフェラテも飲めて、すごく楽しい1日でした！

岡前：みなさんのご来館お待ちしています！ 挑戦者求む！

アサト：それぞれの楽しみ方ができたようで、よかったです！ ありがとうございました！

ということで第1回「『do-ya?カード』ランダムミッション大阪駅おつかい選手権」、かなり楽しめたと思います！ あっという間の3時間でしたね〜！ （遊んでいたら3時間も経っててました）

最後までお読みいただきありがとうございます〜！

そして、なんと！

このゲームがダウンロードできます！ ぜひみなさんも印刷して、大阪駅に限らずいろいろなところで遊んでみてくださいね〜！

ダウンロードはこちら
※印刷用のデータはA4サイズです。A3サイズで印刷したり、厚紙に貼ってからカットすると、カードとして遊びやすいです。
※「do-ya?カード」は、許可なく引用、転載、複製、第三者への提供、販売、改変などを堅く禁止します。

協力：渡辺範明（ドロッセルマイヤーズ）

僕がグラフィックデザインを手掛けたドロッセルマイヤーズさんから発売中の「さんぽ神」をこのゲームの参考とさせていただいています。

ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神