OSAKA STATION CITY GUIDE

do-ya?[ドーヤ?]

Tani Yuuki 初となるトーク&ライブ公開収録を開催。大阪駅上空に響かせる熱い歌声でZ 世代を夢中に!

どや?

10月8日、大阪ステーションシティ5 階にある時空(とき)の広場にて、FM802 の番組「FM802 on-air with TACTY IN THE MORNING」(月~木曜6:00~11:00)が公開収録を行いました。これは大阪ステーションシティのイベント「エキウエ AUTUMN FEST」の一環として行われたもので、今回は若い世代から圧倒的な支持を得るシンガーソングライターのTani Yuuki がゲストとして登場。番組MC である大抜卓人の進行のもと、トークとライブを繰り広げた当日の模様を紹介します。

小雨がちらつき肌寒さも感じる13:00 過ぎ、大抜が呼び込むとTani が手を振り小走りで舞台に。ライブもある公開収録は初めてということで、“ドキドキしますね。小っ恥ずかしくない(笑)?”と、客席との近さに驚いてトークはスタートします。

まずは、“海から徒歩5~10 分です”と話す出身地・神奈川県茅ヶ崎市のことや、最近買ったプレゼントのことなどを大抜とテンポよくやり取り。○○の秋というテーマでは、“食欲の秋なんですけど……”と前置き、11 月3 日(金・祝)から始まる初めてのホールツアー「Tani Yuuki Hall Tour 2023 “kotodama”」に向けて節制していると口にしつつ、“ま、続かないんですよ(笑)”と、人懐っこく本音をもらして会場を和ませます。

また話は、今年Billboard JAPAN チャートにおけるストリーミングの累計再生回数が5億回を突破した、2021 年発表の大ヒット曲「W/X/Y」にもおよび、“自分の正解が見出せなくなっちゃった時に、一周回って自分が作りたいものを正直に作ったらいいのではないかと……”という、彼の哲学も垣間見える貴重な曲の誕生秘話も披露。さらに10 月4 日に配信リリースされたばかりの新曲「最後の魔法」については、既に同曲を聴いた観客が挙手する場面で、“手を挙げてない人は、何だあ~(笑)?”と、かわいいダメ出しも。加えて曲名の魔法に込めた意味も教えてくれました。

そして後半戦はキーボーディスト・金藤稔人が参加してお待ちかねのライブへ。1 曲目には先ほど話題となった注目のバラード「最後の魔法」をセレクトし、いっきにファンを曲の中へと誘います。やさしいボーカルとギターは、中盤からピアノとともに熱を上げ、絞り出すような“思い出せないんだ”のリフレインがエモーショナル。うなずくようにして聴き入る人があちらこちらに見られます。

曲後にはじわじわと拍手が起こり、Tani も“あ~気持ちいいな!”のひと言。すると、“電話を受けながらメモを取れるタイプですか? 僕はできないタイプです。今そんなことをやっています(笑)”という絶妙なたとえで観客をほぐしながらチューニングし、今度は代表曲「Myra」で聴く者の心を震わせます。

繊細な演奏も、ウィスパーボイスも、大サビ前のブレスも、至近距離だからこその質感なうえに、そこに強くなった雨音と大阪駅の雑踏のざわめきが溶け合って鼓膜を刺激し、フリーの観覧エリアでも手を組み祈るような姿でリップシンクする人が多数。Tani いわく“ごまかしがきかない”なかでのシリアスな曲のムードに、本人からは思わず“緊張するな~(笑)”の心の声がこぼれますが、ライブは早くも最終。“Tani Yuuki と言えば、この曲”と自身も語る「W/X/Y」へ。彼の実体験から生まれた言葉で紡ぐ物語は鮮明で、同世代のオーディエンスに急速に浸透。熱を帯びるサビの歌声は人々の体を揺らします。しかもTani が“一緒に歌える?”とささやいて、シンガロングも。通りがかりの人の目と耳までも釘づけにし、一体感ももたらしてついにライブは終了しました。誰もが聴きたいぜいたくな3 曲に、訪れた人が大満足だったのは言うまでもありません。

ライブ後、Tani は張り詰めていた気持ちから解放されたのか、“ハハハ!”とビッグスマイルになり、大抜も壇上に戻って全員で記念撮影を。しかもTani 発信のT ポーズをキメて楽しく時間を共有。ラストには、“ツアーがあるので、今日の続きを一緒にやりましょう!”と、うれしいメッセージを残してステージをあとにしました。



FM802 on-air with TACTY IN THE MORNING 「大阪ステーションシティGO FUN」
毎週木曜日 10:00-10:20 放送中! DJ:大抜卓人

行くと楽しい!大阪ステーションシティの魅力を毎月様々なテーマでお届け!
話題の施設などの旬な情報と、番組おすすめのプレイリストを交えてご紹介します。
あなたの「楽しい」がきっと見つかるはず。お楽しみに。